趣味である読書が転じて、書籍を取り巻く幅広い業務に携わりたいと考え、ブランクエストに入社。大手の出版社では細分化されてしまう書籍出版の仕事へ、一貫して携われることに魅力を感じている。現在は、企業経営者の書籍制作に際し、パートナーとして併走している。
本のすべてに関われる。そこに魅力を感じました
幼少期から本を読むことが好きだったため、以前から書籍の制作に携われる仕事をしたいと、漠然と考えていました。しかし執筆や編集をやりたいかというとそうではなく、将来起業したいという思いもあったので、書籍を取り巻く全般に携わることのできるような会社を探していました。大手の出版社では部門に分かれて仕事が細分化されていますが、この会社では企画から提案、実際の制作、書店への営業、マーケティングに至るまで、1冊の本づくりのプロジェクトであらゆる局面に関わることができます。入社したばかりの若い社員の意見も、よいアイデアであればすぐに採用してくれる風潮は、自分にとってやりがいがありますし、働きやすさにつながっています。
思想の根底にあるものを深掘りする
僕が担当するクライアントは、企業の経営者の方々が中心です。書籍制作を軸にWebサイトのご提案や各種SNS、PRを含めた多角的なブランディングやマーケティングのご提案とディレクションを行っています。
書籍の制作期間は平均して約8ヶ月。その間、定期的にクライアントと面談しながら、ビジネスが成功に繋がった秘訣や思考、実際の経験を直接うかがうことができるため、自分の視野が広がっていることを感じています。ご本人すら忘れていたような当時の思想やエピソードを聞き出すこと、それが編集という仕事において大切な作業だと思っています。時間をかけて掘り起こす 「なぜ」や「どうして」、その人の根底にある考えはクライアント自身の振り返りや分析にも繋がり、だからこそかけがえのない、素晴らしい書籍ができる。制作に携わった書籍がクライアント企業の成長の後押しになったときや、経営者の方々に「小平さんが担当でよかった」とおっしゃっていただいたときには、ほかには代えがたい喜びがあります。
新規事業を立ち上げて会社に貢献したい
会社の福利厚生として書籍代が支給されるので、ジャンルを問わず3日に1冊は本を読むようにしています。新たな知識を得られるということはもちろん、本を読むことでこれまでと違った視点から物事を考える訓練にもなっています。なかでも好きなジャンルは哲学系の本。マイケル・サンデルの『これからの「正義」の話をしよう』(早川書房刊)は、「なぜそう思ったか?」という理由を深掘りして考えるきっかけをくれる本なのですが、仕事をするうえで自分の思考に生きていることを日々痛感しています。
ブランクエストは独立を後押ししてくれる風土があるので、今後は新規事業を立案し、その責任者として会社の拡大の一助になることを目指しています。これまでとは違う枠組みを生み出し、自分自身が成長するとともに、会社の成長の中心になることができればと思います。
一日のスケジュール
9:30
出社、読書
10:00
メール確認、当日のスケジュール確認
11:00
既存クライアントの進行打ち合わせ
13:00
お昼休憩
14:00
提案資料作成
15:00
新規クライアントへの提案
18:00
事務作業、翌日の準備
19:00
退社
休日の過ごし方
休日を含めて、業務以外の時間は自分の成長につながるような行動を心がけています。今はコンサルタント唯一の国家資格である中小企業診断士の資格取得に向けて勉強をしています。この資格があることで、さらに多角的にクライアント企業に対してアドバイスやご支援をすることが可能になると考えています。
それ以外の時間は、体力づくりや健康維持のためにランニングをすることも多いです。頭を使う時間と、体を動かす時間をバランスよくとることで、それぞれでリフレッシュできるようにしています。